masaki

時刻表深読み

【鉄道開業100周年】日本海縦貫線が全線電化された1972年10月の時刻表

今年2022年10月14日は鉄道開業150年です。その半世紀前となる、鉄道開業100周年を祝う1972年10月、国鉄で全国規模のダイヤ改正が行われます。その中でも目玉だったのが日本海縦貫線(大阪~富山~新潟~秋田~青森)の全線電化完了でした...
東海の車両

クールなサムライ「ひだ」、HC85系とその時代【普通車・グリーン車の車内や座席など】

「ひだ」「南紀」南北制覇を果たした新型車両 画期的なハイパワー気動車、キハ85系 国鉄民営化から間もない1989年、それまでの常識を覆す気動車が登場します。国鉄時代はディーゼルエンジンの技術開発が遅れており、気動車というと鈍重で電車よりも遅...
ローカル線

【廃止が決定的】根室本線の新得から富良野を代行バスとキハ40形普通列車で行く

「冷凍庫の底で忘れ去られたまま眠っている」と形容すべき区間が、道央から道東へ伸びる根室本線にあります。根室本線は北海道の主要幹線ですが、1981年により距離が短く近代的な石勝線が開通したため、西側の滝川~新得はローカル線に転落してしまいまし...
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北海道の駅

【車無しも可】旧国鉄広尾線の幸福駅と愛国駅を帯広駅から十勝バスで訪問する

1970年代前半、地元の人しか知らなさそうな何の変哲もない北海道の赤字線が、突然全国的に注目を浴びました。帯広から十勝平野を南下する国鉄広尾線には幸福駅があり、NHKの紀行番組で取り上げられたことによって一躍有名となったのです。その後、沿線...
ローカル線

富良野・美瑛ノロッコ6号、富良野線の乗車記【車窓の左右・混雑具合など】

富良野ふらの線は北海道の旭川と富良野を結ぶ路線です。この線区は景色の良さが魅力的で、とりわけ初夏のラベンダー畑は有名です。2022年7月の日曜日に、「富良野・美瑛ノロッコ6号」に富良野から旭川まで乗車しました。 赤線が富良野線国土地理院の地...
ローカル線

廃止されゆく弱小な本線、留萌本線の乗車記【旧増毛駅までの廃線跡もバス利用】

留萌るもい本線は函館本線の深川駅から留萌駅に至る路線です。かつては港のある留萌を拠点に貨物輸送でも活躍しましたが、乗客の減少により留萌~増毛ましけが廃止されました。この先も段階を経て全線廃止されることが決まっています(後述)。 赤線が留萌本...
ローカル線

車内販売付き快速ノサップ、花咲線の乗車記【車窓の左右や混雑傾向・絶景区間など】

花咲線は北海道の根室本線のうち、東端の釧路~根室間の路線愛称です。花咲線の魅力は、道東ならではの雄大な車窓に尽きます。特に、後ほど紹介する2つの絶景ポイントはよくポスターの写真に使われます。この路線の内容を地理的に綺麗に区切るのは難しいので...
北海道の車両

年中開花のラベンダーとはまなす、キハ261系5000番台とその時代【車内と座席・ラウンジ】

観光列車・定期列車両方こなす多目的車両 高速化の挫折と「リゾート特急」の世代交代 日本離れした風景の雄大さを持つ北海道では、国鉄時代末期からJR発足間もない頃に、「リゾート特急」が相次いで登場しました。それらは外観の斬新さのみならず、ハイデ...
東日本の車両

【歴代車両と座談会】奥羽越列車同盟!東北地方を開発した特急・新幹線車両たち

東北・上信越地方の鉄道網は1960年~1970年代に劇的な改良がなされ、1982年に開通した新幹線も着実な高速化が行われています。私が議長を務め、これまでの歩みをミニ新幹線を含む歴代特急車両と共に振り返ります。 2022年6月某日、上野駅に...
時刻表深読み

「ダイヤ改悪」が始まった日、ゴーサントオのダイヤ改正で特急がスピードダウン

1978年10月2日、国鉄で「ゴーサントオ」(昭和53年10月)と呼ばれるダイヤ改正が行われました。白紙ダイヤ改正といわれる割には主要プロジェクトが紀勢本線電化のみだったゴーサントオが、鉄道史に記憶される理由はその象徴的な意味合いです。 今...
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