masaki

幹線

特急すずらんと普通列車で行く室蘭本線の乗車記【石炭貨物輸送から北の回廊「海線」へ】

室蘭本線は長万部~東室蘭~苫小牧~岩見沢、及び東室蘭~室蘭の路線です。このうち「海線」と呼ばれる長万部~苫小牧は特急列車が頻繫に走る幹線ですが、その先は普通列車しか走らないローカル線の雰囲気です。全線に渡って歴史がしみこんだ室蘭本線ですが、...
ローカル線

廃止が決まった大幹線、函館本線山線の普通列車の乗車記【長万部→小樽の車窓など】

函館本線は函館から長万部おしゃまんべ・小樽・札幌を経て旭川に至る路線で、道内三大都市を結ぶ北海道では最も重要な幹線です。しかし、函館から札幌行きの特急は途中の長万部から室蘭本線経由のルート(海線)を通るため、函館本線のうち「山線」と呼ばれる...
私鉄有料特急

早すぎる引退、小田急50000形ロマンスカーVSEとその時代【展望席・サルーンの車内や座席など】

白いロマンスカーVSE 展望席はロマンスカーのアイデンティティーだった 「小田急」といえば「ロマンスカー」という言葉が連想されるくらいに、同社の特急列車のブランドイメージは高く、特に先頭車両の展望席に座って箱根に行くというのは一つのステータ...
スポンサーリンク
私鉄

最西端のたびら平戸口駅がある松浦鉄道の乗車記【一日乗車券で伊万里から佐世保へ】

松浦鉄道は佐世保線有田駅(佐賀県)から伊万里駅を経て、佐世保駅(長崎県)に至る路線で、かつては国鉄の松浦線でした。北松浦半島を周り、途中には日本最西端(沖縄のモノレールを除く)で知られるたびら平戸口駅があります。今回紹介するのは伊万里~佐世...
ローカル線

一部廃線で生まれ変わった通勤路線、筑肥線快速列車の乗車記【博多から唐津経由で伊万里へ】

筑肥線は九州の北西部の路線で、福岡市営地下鉄の終点の姪浜めいのはま~唐津(佐賀県)、及び山本~伊万里までの2つの区間から成ります。唐津~山本の短い区間は唐津線ですが、簡便のため本記事では姪浜~伊万里を筑肥線として扱います。また、博多~姪浜の...
時刻表深読み

【戦後鉄道の白銀時代】2001年10月の時刻表に見る在来線高速化の最盛期

1987年の国鉄分割民営化以来、JR各社は新型車両導入や線路改良によって、目覚ましいスピードアップを実現させました。発足したばかりの新会社の勢いは好景気の波に乗り、技術革新の面では停滞していた感のある国鉄末期の鬱憤を晴らすような、現在では考...
ローカル線

【中途半端こそが個性】特急スーパーおきと普通列車で行く山口線の乗車記

山口線は山陽本線の新山口駅と、山陰本線の益田駅(島根県の最西部)を結ぶ路線です。中国地方の山陽と山陰を繋ぐ陰陽連絡線の一つで、途中には山陰の小京都で知られる津和野があります。また、「SLやまぐち」が運転されていることでも有名です。 山口線の...
幹線

【陰陽連絡線の白眉】特急やくもパノラマグリーン車利用、伯備線の乗車記

伯備線は山陽本線倉敷駅と、山陰本線伯耆大山駅(米子駅から2つ東の駅)を結ぶ路線です。新幹線と接続した特急「やくも」が運転され、山陽と山陰を横断する陰陽連絡線のうち、最も重要なルートとして機能しています。 2021年10月、岡山駅から普通列車...
西日本の車両

【歴代車両と座談会】山陽と山陰、縦横に走った特急列車の歴史で紐解く中国地方

中国地方、特に山陰地方には、環境・役割も様々な特急列車が運転されてきました。戦後に特急として活躍した車両たちとの対話を通じて、これまでの歴史を振り返ってみたいと思います。議長は私が勤めます。 2021年10月某日、岡山駅にて 議長:本日はお...
私鉄有料特急

鳥取へ跳ぶスーパーはくと、智頭急行HOT7000系とその時代【普通車・グリーン車の車内や座席など】

京阪神~鳥取の鉄道復権を成し遂げた「スーパーはくと」 近いようで遠かった鳥取 国鉄が民営化された1987年当時、地図上では近く見える京阪神から鳥取への道は、鉄道にとっては遠い存在でした。京都から鳥取までは山陰本線の特急「あさしお」で4時間程...
スポンサーリンク