その路線の車窓やダイヤについて、基本的に全区間に渡って紹介しています。
ここで言う「ローカル線」の明確な定義はありませんが、優等列車の運転が無い、あるいは都市間輸送より観光輸送に主眼が置かれている、などの一般的な傾向がある路線です。
日南線快速「日南マリーン号」の乗車記【車窓・混雑・途中下車について】
南国宮崎を象徴するような路線が、南宮崎から大隅半島の志布志(鹿児島県)に至る日南線です。明るいリゾート風の景色はもちろん、鬱蒼とした亜熱帯植物の茂る内陸部の車窓も楽しむことができる路線です。 2024年2月、日南線の快速「日南マリーン号」で...
小倉から日田へ、廃線跡を走る日田彦山線BRTひこぼしラインの乗車記【車窓・見所を紹介】
2017年7月の豪雨被害で運休していた日田彦山線ひたひこさんせんの添田駅・夜明駅よあけ間が、2023年8月にBRT(バス高速輸送システム)として復旧しました。鉄道は廃止されたのは残念ではありますが、BRTという形で路線は存続したことには一安...
北上駅から横手駅へ、初春の北上線快速の乗車記【車両・車窓の左右など】
「ポテンシャルはあるのに、今一つパッとしない」おそらく貴方の周りにそういう人がいるでしょうが、鉄道の世界でもそんな路線は全国にあります。その筆頭ともいえるのが、今回紹介する北上線です。 北上線は北上駅(岩手県)から奥羽山脈を横断して横手駅(...
仙台駅から石巻駅まで、仙石東北ライン特別快速の乗車記【車窓・車両など】
東北地方最大の都市である仙台と、宮城県第二の人口を持つ石巻。この二つの都市間を結ぶのが「仙石東北ライン」です。東日本大震災からの復興に際して、従来とは違ったルートとして新たに開業しました。距離にして50㎞弱、所要時間も1時間程度と短いものの...
会津若松発、復旧した只見線新型車両の乗車記【車窓の左右・混雑具合など】
只見線は福島県の会津若松駅から新潟県の小出駅こいで(上越線)を結ぶ路線です。四季折々の絶景を楽しめるローカル線として、全国的にも知られています。大雨の被害で長らく部分運休していましたが、2022年10月に待望の全線復旧を果たしました。 青春...
高速化と廃止議論、因美線の普通列車の乗車記【車窓・混雑具合などを解説】
因美線いんびせんは東津山駅(津山駅の隣)と鳥取駅を結ぶローカル線です。この路線は普通列車しか走らない(東)津山駅~智頭ちず駅と、智頭急行経由の特急列車が通る智頭駅~鳥取駅の二つの区間に分けられます。 2022年9月上旬に津山から鳥取を目指し...
快速「ことぶき」で岡山から津山へ、津山線の乗車記【車窓や混雑具合など】
津山線は岡山駅と津山駅を結ぶ単線非電化のローカル線です。鉄道交通の要衝である両駅を発着する津山線には快速列車も運転されています。 2022年9月上旬に青春18きっぷを利用して、岡山駅9時47分発の快速「ことぶき」で津山駅まで乗車しました。 ...
【廃止が決定的】根室本線の新得から富良野を代行バスとキハ40形普通列車で行く
「冷凍庫の底で忘れ去られたまま眠っている」と形容すべき区間が、道央から道東へ伸びる根室本線にあります。根室本線は北海道の主要幹線ですが、1981年により距離が短く近代的な石勝線が開通したため、西側の滝川~新得はローカル線に転落してしまいまし...
富良野・美瑛ノロッコ6号、富良野線の乗車記【車窓の左右・混雑具合など】
富良野ふらの線は北海道の旭川と富良野を結ぶ路線です。この線区は景色の良さが魅力的で、とりわけ初夏のラベンダー畑は有名です。2022年7月の日曜日に、「富良野・美瑛ノロッコ6号」に富良野から旭川まで乗車しました。 赤線が富良野線国土地理院の地...
廃止されゆく弱小な本線、留萌本線の乗車記【旧増毛駅までの廃線跡もバス利用】
留萌るもい本線は函館本線の深川駅から留萌駅に至る路線です。かつては港のある留萌を拠点に貨物輸送でも活躍しましたが、乗客の減少により留萌~増毛ましけが廃止されました。この先も段階を経て全線廃止されることが決まっています(後述)。 赤線が留萌本...