時刻表深読み 【2泊の夜行も】鉄道黄金時代1950年代の時刻表、東京発九州行き客車急行の世界 戦後10年を過ぎた1950年代中盤。新幹線や飛行機はもちろん、「ブルートレイン」と呼ばれた寝台特急さえもまだありませんでした。この時代に東京・九州間を走った急行列車たちは、そのスケールの大きさと編成の多様さにおいて日本の鉄道史上屈指の存在で... 2023.08.14 時刻表深読み
幹線 時代に翻弄される石炭輸送線、筑豊本線全区間の乗車記【車窓や設備の見所を解説】 筑豊本線は若松駅から折尾駅・直方駅のおがたを経て鹿児島本線の原田駅はるだに至る路線です。1950年代までは筑豊炭田の石炭を輸送する重要な役割を果たしましたが、エネルギー革命以降は複線化された設備も手持ち無沙汰となり、枝分かれする支線の多くが... 2022.04.02 幹線鉄道の旅
九州の車両 【歴代車両と座談会】時代を越えて九州を彩る個性豊かな特急列車たちの歴史 九州には魅力的な特急車両が揃っています。私が議長を務め、彼らとの座談会を通じて、戦後の九州を走る特急列車の歩みを振り返ります。2022年3月某日、博多駅にて議長:本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。今回は九州内で活躍され... 2022.03.11 九州の車両鉄道車両とその時代
時刻表深読み 【ひかりライン】新幹線博多開業の光と影、1975年3月のダイヤ改正 1964年の東京~新大阪開業、その後1972年の岡山延伸を経て、東海道・山陽新幹線が関門海峡を越えて博多まで全通したのは1975年3月です。これによって日本経済の大動脈である太平洋ベルトが太いパイプで結ばれました。当時の時刻表から、新幹線博... 2021.06.19 時刻表深読み
歴史散策 【枕崎から伊集院へ】廃止された鹿児島交通枕崎線と南薩鉄道記念館の訪問記 鹿児島中央駅から指宿枕崎線で終点の枕崎駅まで行ってから問題になるのは、「どうやって鹿児島へ戻るか」です。せっかく最南端のローカル線に3時間も乗って来たわけですが、折り返しの列車でまだボチボチ戻るのもあまり気が進みません。高速バスなら僅か1時... 2020.12.02 歴史散策鉄道の旅
ローカル線 「短期集中型」のローカル線、三角線普通列車の乗車記 三角線は鹿児島本線の宇土駅から三角駅に至る熊本県の路線で、列車は全て熊本駅から発着しています。「あまくさみすみ線」の愛称でも呼ばれるこの路線の営業距離は25.6㎞、所要時間も40分弱と短いローカル線ですが、その中にも見所が数多くあります。2... 2020.11.26 ローカル線鉄道の旅
歴史散策 【薩摩永野駅経由】宮之城線・山野線を路線バスで辿る 南九州では1987年の国鉄民営化前後に数多くの路線が廃止されました。今回紹介する鹿児島県北部を通っていた宮之城線と山野線も、自動車の普及や人口減少によってその使命を終えています。2020年9月に、鹿児島中央駅から鹿児島本線で川内まで行き、そ... 2020.11.23 歴史散策鉄道の旅
ローカル線 最南端の西大山駅を経て、指宿枕崎線の乗車記【車窓やダイヤなど】 指宿枕崎線いぶすきまくらざきせんは鹿児島中央駅を起点に、薩摩半島の南東部の海岸線に沿って枕崎に至る路線です。錦江湾や桜島の景色も見ることができますが、沿線の象徴的存在となっているのはやはり「薩摩富士」こと開聞岳です。またJR線で日本最南端の... 2020.09.29 ローカル線鉄道の旅
幹線 復旧した横断線、スイッチバックのある豊肥本線の乗車記【車窓・ダイヤについて】 豊肥本線は熊本と大分を結ぶ路線で、地方交通線ながら本線の名称を持っている九州の横断線です。豊肥本線の一番の魅力は、外輪山をスイッチバックを駆使して越えて阿蘇山の麓を走るダイナミックな車窓にあります。また熊本付近を除けば、ほぼ全線でローカル線... 2020.09.25 幹線鉄道の旅
九州の駅 九州の鉄道の要衝、鳥栖駅訪問記【駅弁とうどん屋のあるレトロな駅】 鹿児島本線と長崎本線が接続する駅外国製古レールが使われているホーム古めかしい駅には「ゆふいんの森」の深い緑色もよく似合う鳥栖駅は九州の二大幹線である鹿児島本線と長崎本線が接続する鉄道の要衝で、長崎本線の始点でもあります。鹿児島本線は約10㎞... 2020.09.22 九州の駅駅見学