【鉄道の楽しみ満載】185系「踊り子」グリーン車&「VSE]サルーンで伊東日帰りの旅。

185系の側面デザイン 旅行記
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東京から気軽に日帰りで行ける伊豆。鉄道を利用して旅行する人も多いでしょう。
さて、列車に乗って何を楽しみますか?車窓、駅弁...
もちろんそれらも素敵ですが、それだけではありません。

私が2019年4月に伊東に行った時の様子を題材にして、 特急「踊り子」号や小田急ロマンスカーなどに乗るうえでの、鉄道マニア流の楽しみ方を公開します。

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185系「踊り子」号を満喫

懐かしい車内チャイムのオルゴールとモーター音

特急「踊り子」に使われている車両は国鉄時代の1981年に製造された185系です。特急用としてはかなり古い車両ですが、それだけに貴重な存在となっています。
車両の詳細は
185系【中途半端とも器用ともいえる国鉄型特急車】
を参照してください。

始発の東京駅から乗車。周りの銀色ステンレス車体の新型車両に気後れすることもなく発車してまもなく、今やほとんど聞けなくなってしまった鉄道唱歌のオルゴールが鳴ります。途中駅発着の際には聞けないので、なるべく始発駅から乗車しましょう。

なお185系の走行音は抵抗制御といわれる、昔ながらの渋いモーター音が特徴です。また台車も最近の軽快な電車と比べて、質量感のある固いジョイント音(ガタンガタンの音)を奏でてくれます。「電車の中でスマホで音楽聞こう」なんて言わずに、昭和の旅情たっぷりなBGMを堪能してください。

車内販売はない

2019年3月より「踊り子」号でも車内販売は廃止されています。駅弁や飲み物は駅で準備しましょう。東京駅構内にある「駅弁屋 祭」では全国各地の駅弁を買うことができます。
もっとも私はできるだけ今回の目的に沿った物にしたいので、途中停車する大船駅の「押し寿司食べくらべ」(大船軒)を旅の演出道具に選びました。鯵や鯛の食感と程よく効いた酢が旅情を醸し出します。

車内探索で昭和の雰囲気を感じる

さて、発車してしばらく経って駅弁も済ませて、「開幕」後の余韻が落ち着いてきたら車内の雰囲気をゆったりと感じましょう。

私は今回4号車のグリーン車に乗車しました。今となっては豪華とも言えませんが、茶色の壁や、ところどころに施された金メッキがそれなりの上質感を醸し出します。
ただ、テーブルがひじ掛け内蔵型で小さいのが不便。ちなみに特急車両にもかかわらず、窓が開くのも特徴となっています(普通車も同様)。

185系踊り子、グリーン車の車内
グリーン車の車内

車内探索は客室で満足してはいけません。

トイレや洗面台にも昭和レトロ感が漂っています。最近の車両は節水のため、トイレで水を流す際に空気で吸い込む「真空式」が採用されていますが、185系は薬品で青くなった水がたくさん流れるタイプです。
鉄道旅行ではトイレの時間であっても気を抜かず、楽しむことに集中してください。

185系の和式トイレ
トイレで流れる洗浄水

伊東線から何が変わった?

列車は熱海駅を出発すると、それまでの東海道本線から伊東線を走ります。日本の大動脈、東海道本線と比べると、伊東線は線路規格が低い、つまり重要度が相対的に低い路線です。乗っているとそれがよく分かります。

一番分かりやすいのは、複線から単線になったことです。そのため通過する駅でも反対列車を通すためにしばらく停車することもあります。
また カーブや勾配が多く、列車のスピードも遅くなったのが感じられます。 それから最初に注意を促したジョイント音。これも今までよりも頼もしさに欠ける音になります。線路を支える路盤が比較的弱いためです。

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帰りもまた違った楽しみ方をしよう

さて、帰路につきます。もちろん行きとは別の列車、別の路線を利用するのが望ましいです。

個性的な「リゾート21」は追加料金不要!

伊東から熱海までは「リゾート21」と呼ばれる伊豆急行の車両を選びたいです。現在黒い「黒船電車」と赤い「キンメ電車」が運行されています。今回は「黒船電車」に乗りました。

どの列車が「リゾート21」で運行されていて、どちらの車両なのかは伊豆急行のホームページ
から確認できます。

これらの車両の最大の特徴はやはり、編成前後の展望席にも予約・追加料金なしで乗れることでしょう。列車自体も普通列車なので、まさに気軽に乗ることができる特別な車両なのです。

伊豆急行「リゾート21」黒船列車
存在感たっぷりな「黒船列車」

熱海・小田原間、通常の列車こそ楽しむ意識を忘れずに

熱海から小田原までは何の変哲もない普通列車に乗ります。だからといって休憩時間ではありません。この区間は550kmある東海道本線の中でも、屈指の車窓の良さで知られています。太平洋と複雑な海岸線、そしてミカン畑が広がります。
そして途中の根府川駅から大阪寄りすぐにある白糸川橋梁は、昔から撮影スポットとしても有名です。こうした観光用でも特別でもない列車で、見所をしっかり意識できてこそ鉄道旅行通です。

小田急ロマンスカー「VSE」のサルーン席でラストスパート

小田原から小田急の看板列車、ロマンスカー「VSE」で新宿へ向かいます。2005年のデビューから15年近くたっても古さを感じさせない名車です。
現在ロマンスカーの最新型は「GSE」と呼ばれる車両ですが、遊び心・野心という観点からはこの「VSE」の方が優れていると私は思います。

なお、車種に関わらず展望席の人気は高く、当日は直前キャンセルでもない限り満席のことが多いです(特に前側)
展望席に乗りたい場合は早めに予約しましょう。

小田急50000形ロマンスカー「VSE」
白い車体と先頭部が美しい「VSE」

今回は4人で来ているので「VSE」にしかない「サルーン」と呼ばれる個室感覚のボックス席を予約しました。「広くてゆったりとしている」とは言えませんが、グループなら気分が盛り上がるでしょう。
なお、この設備はボックス単位で販売され、4人で利用すると通常の特急料金と変わらないのも魅力です。

「サルーン」のボックスは3号車に3つあり、客室はそれだけ。後は売店やトイレ等のみです。つまり普通3号車の扉を利用するのは、「サルーン」を利用する一部の選ばれた客だけ。
堂々とホームで列車を待ち、そして乗車しましょう。特別車両を利用する際は、「導入演出」もお忘れなく。

VSEのサルーン席
VSEのサルーン。テーブルは大きくできる。
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費用は安くできるのか?

以下、東京~伊東~新宿まで移動にかかった費用です。

東京~伊東 5670円(特急・グリーン料金込み)
伊東~小田原 669円
小田原~新宿 1540円(特急料金込み)

やはり行きの「踊り子」号に安く乗りたいところですが、残念ながらこの列車にはえきねっとなどの割引切符は設定されていません。よって基本的に定価で乗ることになります
小田急に関しては、小田原駅(新宿駅でも)近くのチケットショップで乗車券を安く買えます。実際に新宿まで通常880円のところ、650円で行けました。

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鉄道の奥深さを感じよう

鉄道旅行をいかに面白くするかについて、伊東までの往復旅行をモデルケースにお伝えしてきました。
皆さんも今回紹介したエッセンスを、是非次回の旅行にも応用して鉄道旅行通になってください。

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